2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。
第8回目のご報告です。

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AM 8:00、気温:24℃、天気:曇り

 

この時期、道端によく見かける黄色い花。
コスモスに似ているけど、違う花なのでしょうか?

 

 採集を開始です。

 

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ハルニレのウロ(穴)から体を出しているコクワガタを発見。

 

 

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小さいながらもかろうじて大歯型にはなっています。
体長♂30mm位といったところでしょうか。

 

ついでに木を蹴ってみると、

 

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ノコギリクワガタ小歯型♂25mm程度が落ちて来ました。

 

この位の小型サイズになると、大歯型に見られるような湾曲のあるアゴは全く見られず別種類のクワガタのように思えます。

本当に工具のノコギリのようです。ノコギリクワガタって名前の本当の由来は小歯や中歯タイプを見て名付けられたのではないのでしょうか?そう思ってしまう私でした。

 

こちらのハルニレの木では、

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小さいクワガタがいました。

しかし樹液の出ている箇所はショウジョウバエ軍団が独占しています。すごい数です。

ショウジョウバエが集まっている所のわずかな樹皮裏(画面中央付近)にもお尻だけ見えているクワガタがいます。おそらくですが、かなり小型のコクワガタではないかと思います。

 

 

こちらに気配に気付いたのか、

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見えていたクワガタが落下し、枯れ葉に突き刺さりました

 

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小さいヒラタクワガタ♂です。

体長は♂20mm位でしょうか。
キレイな個体ですが、アゴ先は意外と摩耗していますね。

 

 

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こちらのハルニレを蹴ってみると、パサッと音がしました。

 

 

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なんと、カブトムシの♂!!

 

 

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小さい個体ですが、間違いなくカブトムシの♂です。

 

ここらのフィールドでは、カブトムシが主に現れるのは早くても7月位。この早い時期にカブトムシに出逢えるとは全く思っていませんでした。カブトムシは今シーズン初採集です!

 

それと、もう一頭落ちて来ました。

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ノコギリクワガタ♂66mm(後程計測)。

アゴの湾曲も申し分なく美しい個体です。

 

 

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こちらのハルニレでは、蝶のスミナガシと、とてつもなく大型のスズメバチを発見!

画像だけでは伝わりずらいですが、本当に大きい!
この大きさはおそらく女王蜂かもしれません。
産卵を前にエネルギー補給をしているのでしょうか?

この時期のスズメバチはまだそこまで凶暴ではありませんので、うかつに手を出したりしなければよほどの事が無い限り攻撃してこないように思えます。

しかし油断は禁物なので、見かけたらそっとスルーしておくのが賢明でしょう。

 

 

 このような感じで、1時間ほど採集を楽しみました。

今回出逢った虫達は、

コクワガタ
ヒラタクワガタ
ノコギリクワガタ
カブトムシ

の4種、合計で15頭程という結果でした。

 

今回は都合により採集時間が短かったせいか少数頭になってしまいました。

 第8回目の野外採集(昆虫採集)、如何でしたのでしょうか?

この時期にしてカブトムシ♂に出逢う事が出来たのは嬉しい誤算でした。

ネットで調べると、全国的に他の地域でもカブトムシは採れているみたいなので、そう珍しい事ではないようです。

しかし私が通うフィールドでは珍しい事。
素直にこの出逢いを感謝し、喜びたいと思います。

また次回、どんな虫達に出逢えるでしょうか?
今から待ち遠しく楽しみです。(^^)

※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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